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  • 2011.04.10 Sunday
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裏オリジナル小説「 星らヲ才苗くノヽカゝ<‘ }人形 」 43

らヲ才苗くノヽカゝ<‘ }人形


◎裏小説。
◎碧落読まなきゃ分からない
◎ってか読み終えなきゃのほうが正しい。
◎いつもどおり誤字脱字。
◎携帯から読めるかどうかは知らない。

以上、かな。
 

--------------------------------------------------------



 

43-≪ 黄 昏 時 ≫


 

「学文路って結局、サヴァン症候群だったんじゃないかな?」
「はぁ。サヴァン?なにそれ、新しい必殺技かなんか?強いの?MPはいくつなくなるんだ。」
「黙れゲーム脳。あぁ・・・でも、確かにそんな感じはするよね。」
お昼ごはんをそれぞれがつまみながら会話する。
学校のお昼休みとあって教室は雑音であふれかえっている。
あちこちで話し声や携帯電話の音ゲームの音など騒がしいけど、楽しいノイズだ。
僕は購買で買えなくて自販機で諦めて買ったお惣菜パンに口をつける。


「んで、そのピアノの練習曲みたいなヨーロッパの高いお菓子みたいなのはなに?」
などと安芸村が茶化すように聞いてくる。いや、本気で知らないかもしれない。
しかし食事を中断してまで話すのは面倒だったので横の彩り豊かな弁当をつまんでいる伊予本に目線を送る。
ちょっとだけしかめっ面になったが、仕方なさそうに笑った。愛想のいいヤツだ。


「フランス語で「savant」は賢人って意味があってね。知的障害や自閉性障害のある者のうち、
ごく特定の分野に限って、常人には及びもつかない能力を発揮する者の症状、まぁいわゆる天才の類だね。」
「伊予ペディア。あっ、イヨエもんか。どっちにしろ頑張ってくれたところ悪いが分からん。」
安芸村の発言をあっさりスルーして伊予本は僕の方を一回見た後、箸を持ち直した。
おそらくこれ以上の説明は僕がしろって意味なのだろう。
う〜ん、でもめんどくさいし、安芸村は興味なさ気だしな。


「取りあえず、学文路が天才なのは分かるだろ?でも、なんか言葉に違和感がなかった?」
「ん?あぁ、確かに。大声で歌ってるのに歌詞間違えてる感じだよな。」
「というか言葉の概念を根本から無視してる感じだよね。あぁ、羽衣石が言いたいのはそういうことか。」
物分りのいい友人で助かる。
これが双子や空羽だったら全て聞く前に飽きて別の話題に変わっていただろう。
そんな理解力のある友人の弁当の具を一つ盗み食いしたら怪訝そうな顔をされた。
その顔一つで許されるのであれば安い方だ。
「なんだよ、イヨエもん。っつーか、お前がのび太だろ。眼鏡なんだから。」
「学力だと君だよ、安芸村。つまり、自閉症だからコミニュケーション能力に欠けてるってことだろ。」
「そうそう。あとそっちもほしい。」
僕は許可がおりるより先に伊予本の弁当を食べる。ん、おいしい。
時雨といい勝負だな。今度、料理大会とかやったら面白そう。などとどうでもいい事を思った。
・・・でも、一応同意は得られたか。正直、僕は先程の話題がずっと気になっていた。
彼女の言動は矛盾が多い。だからこそ、人形をつくったのだろうけど。



「触れてほしくない話題だったらごめんな。羽衣石って兄弟が居たんだね。」
「一人っ子は俺だけか。ん?いや、初耳だぞ、伊予本。」
「いや、居るとも居ないとも言えないんだよなぁ・・・。」
僕の曖昧な返事に伊予本が小さく謝った。別に気にしなくていいのに。
ふっとよく喋る安芸村の方を見たら、もう弁当が空になっていた。


「向こうには居るよ。今頃は学文路 之とレベッカと遊んでいるんじゃないかな?
でも、そんなんだから実質一人っ子だよ。安芸村。」
「はぁ?いやいや、もうそれじゃあ兄弟じゃねぇか。」
と安芸村は感想の様に言葉を零した。なんだか、それに対して嬉しい気分にもなる。
「羽衣石、ニヨニヨすんな。なんだ?昨日のアニメでも思い出したのか?」
「安芸村と一緒にしないでよ。」
と僕がわざとらしく笑うと安芸村がオタクなめるなっと言って親指を突き出した。


「それに羽衣石、僕も弟の京、冰点はあれ以来こちらに来ないけど兄弟だと思ってるよ。」
「そこに光ちゃんもミックスしてやれ。」
「なんで?」
「うわぁー来たよ。鈍感☆ボーイ、いい加減解決しろよ。」
「まぁ羽衣石の話に戻すと、お前は一番行きやすい位置にいるんだから、な。」


伊予本の言うとおり僕が一番あの世界に行きやすいのだ。
なにせ、繋がるワープホールはあの紙なのだから。

 

 



 

いつだって皆に会える。



 

 


物語の様に本を閉じるような環境じゃない事が僕の胸を温めた。



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  • 2011.04.10 Sunday
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