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  • 2011.04.10 Sunday
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裏オリジナル小説「 星らヲ才苗くノヽカゝ<‘ }人形 」 42(最終話)




らヲ才苗くノヽカゝ<‘ }人形


◎裏小説。
◎碧落読まなきゃ分からない
◎ってか読み終えなきゃのほうが正しい。
◎いつもどおり誤字脱字。
◎携帯から読めるかどうかは知らない。

以上、かな。
 

--------------------------------------------------------



 
42-≪ E N D ≫


 

「限界なんだよ、知っているだろ?理解しているだろ?感じているだろ?」


それは始まりの声にして、終わりの鐘。そして、電話の向こう側で聞いたセリフだった。
彼女は繰り返し言うのだ。自分の限界は、世界の終端は、有限であると示す為。



「≪からくり≫は解けた。君が羽衣石 斗ではないことも、彼が私の兄であることも。」


平坦な声だった。回りくどくもない彼女らしくもない、ただ普通の言葉だった。
読み終わった本の結論をいうように、淡々とした口調だった。
それは実に彼女らしくなかった。歪でもなんでもない、ありふれた少女は僕の腕の中の友人を見る。


「すべては種子だった、花は可憐な人形の血を吸って咲いたのだ。全ての準備が整った。」


彼女はゆっくりとした足取りでこちらへ向かった。


「すべては種子だった!君が、世界を終わらせるのを待ち続けていたのだよ!!」


彼女は訴えるように僕に言い放った。心の奥底を奮い立たせるような声だった。
僕はゆっくりと抱きしめていたレマを床に置き立ち上がった。
求められている何かを受け取る為に。体中血まみれになりながら、彼女を見た。


             君よ
「さぁ!≪九尾狐≫、終わらせるんだ。終焉で終演で周縁を、、、迎えてくれ。」
「何を言っているんだ・・・っ!」


彼女の言葉に反論をしたのは        僕ではない。
他ならぬ暁であった。切羽詰ったように発せられた言葉に、怒りの表情を纏っていた。
そんな暁とは対照的に彼女は冷ややかな目で見向きもせず、僕だけを見ていた。
暁は唇をかみ締めた。それもそうだ。
誰よりも終焉を望んでいたはずの彼が、世界を終わらせる鍵となる僕を殺そうとしたのだから。


「君は勘違いしている。計算違い、思い違い!違う違う、間違っているのさっ。
天一神 桜に”碧落ギニョール”、学文路 其に”からくり人形”。
 


                  秤                                                            
そして、≪羽衣石 斗≫は、この世界だ。」



わざとらしく彼女は笑った。その笑みは皮肉にも兄の暁を思わせるような笑いだった。
僕は初めて知らされる事実に驚愕した。・・・いや、実をいうと知っていたのかもしれない。
記憶の忘却。そんなもの、一番初めから起こっていたものだ。
自分が死んでいるのでさえ忘れている僕だ。
もうこの際、覚えていようがいまいが、たいして関係ないのかもしれない。

「聞いていない。そんな事、全然まったく聞いていないっ!!
急にそんなこと言われてどうしろというんだ!!」
「なにもしなくていい。君がする必要は、義務は、権利は、・・・ 何も存在しない。」


暁の悲痛な叫びが彼女を責める。妹を、世界を救おうとした彼が、結果的に見捨てられたのだ。
どうして兄である自分に言ってくれなかったのだ、とそんな気分でいっぱいなのだろう。
しかし、僕側からしても、
どうして暁はあの世界が自分の妹が作った世界である、と公言しなかったのだろう。
・・・それは、もしかしたら向こう側の”僕”に知られたくなかったのかもしれない。
なるべくリスクを伴わない方法で世界を、終わらせたかったのかもしれない。
だから、わざわざ”からくり”をつくった。噂という名の、からくりを。
世界がそれを解き明かす事で終わりを迎えられるように。





     星らを描くは隔離人形                            キミ                            秤
「≪  レマの死で星は導く   ≫!さぁ、あとは≪認識する者≫の番だ!≪羽衣石 斗≫!!」




彼女が叫ぶと同時に携帯が鳴った。いつから持っていたのかは分からない。
全員の目がこちらに向く。視線を浴びながら僕は携帯電話を開く。


・・・驚いた。
それは自分からの電話だった。いや、的確には僕の弟からの電話だった。
おそるおそる、通話ボタンを押した。




 

「からくり人形は星を描く。九尾狐に会いし者、我が紙の前にRe;Startし世界を繋げ。」

        

 

 


 



                -星屑は踊り赤い部屋に僕の声が響いた。

 







 


                                                               − E N D −



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