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  • 2011.04.10 Sunday
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裏オリジナル小説 「 星らヲ才苗くノヽカゝ<‘ }人形 」 37


 らヲ才苗くノヽカゝ<‘ }人形


◎裏小説。
◎碧落読まなきゃ分からない
◎ってか読み終えなきゃのほうが正しい。
◎いつもどおり誤字脱字。
◎携帯から読めるかどうかは知らない。

以上、かな。
 

--------------------------------------------------------



37-≪カ ケ ラ ≫


「・・・・つまり、4世代存在するってことか。」
「うきゅ・・・、あの・・・れまを抜いたら大体それくらい・・・かな。」
どこのiPodだ。などと内心思いながら横に目をやるとスラスラと表を書き足す夕がいた。
書道を習ってるのかどうかは分からないが、お手本のように整った字だ。
これでもし女だったら、さながら美人秘書といったところか。まぁ、社長がヤツじゃ破綻だ。

「その学文路之のおばあちゃんと恵那月 宵しか死んでないってことだな?」
「・・・あっ、うん・・・。あとレベッカも一応、その・・・数に。」
細々と返事する様は虐待を受けまくった可哀想な少年か、狩人に見逃された小動物みたいだ。
肩の力を抜いて話してもらいたいとこだが、そんなとこ言ったところで逆効果だろう。
・・・もしかして、嫌われているのだろうか。いや、いつも樹さんはこんな感じだしな。
気にしすぎだろうか、でもこの場に伊予本が来たら確実にそっちを頼りそうな気がする。
俺も樹さんも。・・・まぁ居ない人物を考えても仕方ない。俺は次の質問にまわる。
「それで、一番上の代は学文路の兄、炎のおっさん、樹さん、雪上、宵姉ってこと。」
「・・・ん、恵那月 宵は一つ下の年代で・・・玖珂沢 炎は二つ上・・・だけど・・・。」
スラスラと夕がペンを走らせた。印刷機の様に機械的に整った字が大量生産されている。
入試の時だけでいいから、その字がほしいな。ぜひとも志望理由書を書いてもらいたい。

「っとなると、学文路の兄は樹さんと雪上と同級生ってことであってる?」
「・・・・ん、そう。・・・学文路 其は、友人関係が・・・多いんだっ。」
どこか嬉しそうに話してらっしゃるところ悪いですが、餌をもらって喜んでる兎にしか見えません。
気のせいか服のはずの兎の耳も動いてるように見えるぞ。アニメの見すぎだ、俺。
「学文路(兄)は、ギニョールの時には夕の中に。そして、こっちに移った時に樹さんにいたんだよな。」
「・・・うきゅう、そうだよ。」
「記憶は?」
「ありません。」
久々に声を発したと思われた夕が即答した。
言葉のキャッチボールが早い過ぎる、メジャーリーグのピッチャーか。
恐る恐る樹さんが手を上げた。いつから挙手制になったんだ。
俺が先生だったらテストなしにするけどいいのか。

「・・・あの、・・・覚えてるよ。知り合い、だからかもしれないけど・・・。冷と話したの。」
「碧落の崩壊と関係あるのか?・・・って、はあ?伊予本と?」
思わず素っ頓狂な声をあげてしまった。
驚いた俺に驚いたらしい樹さんが目を見開いた。なんだこの驚き連鎖。
夕は驚いたというより不思議そうに首を傾けた。そうりゃあ、こいつって伊予本と会ったことあったけ。

「・・・・ん、記憶の改竄っていうか・・・抜き取ったって言うか・・・。」
勉強面ならぜひとも抜き取りたい。っというかそんなハリーポッター的な力が存在するのか。
世の中便利になったものだ。などと茶化す反面、オール10の友人を心配した。
「具体的にどのあたりってのは・・・。」
「分かるよっ。たぶん、だけどね。絶対じゃないけど、・・・羽衣石 斗に関してだと思う。」
突拍子もないことを言われて、また奇妙な声を発しそうだが急いで飲み込む。
なんだって、なんで羽衣石、なぜに羽衣石、どうして貴方は羽衣石なのって、これは違う。
どこでも羽衣石。ってこれも違う。などと途中から面白くなって某ネコ型ロボット風に遊んでしまった。
「どれで、じゃないや。なんで、羽衣石の記憶を伊予本から学文路の兄は取り出したんだ。」
「・・・仮定だけど・・・其は、彼に接触しようとしているからか、彼がキーパーソンだから、かな。」
横の夕が図に『伊予本←学文路 其』って書いていた。
どこぞのラブドラマに見えるから矢印はやめろ。
と律儀に突っ込むのはやめといて、黙って見守っておく。夕には悪気はない、と信じておきたい。

「・・・キーパーソン?まぁ、確かに妙なヤツだけど普通の男子高校生だぜ。俺も羽衣石も伊予本も。」
「いや・・・その、羽衣石 斗くんは、違うんじゃないかな。」
くん付けになったぞ、羽衣石。これは誉めるのか貶すべきか悩んだ挙句、スルー発動。
俺は話を進める事にした。
「具体的にあるんですか。ギニョールに居なかったからとか、天パじゃないからとか。」
「・・・その、詳しくは分からないんだ・・・。でも、きっと何かある・・・と思うよ。」
標準装備でクエッションマークをつけられたら説得力にかけるが、樹さんの意見に従っておこう。
いや、従うほかないのかもしれない。謎だった質問をぶつけてみる事にした。

「樹さんはこの事に関して知識が結構あるよな。他に誰があるんだ。」
「えっと・・・学文路 其、喜界島 心、玖珂沢 炎、レマ。あとは断片的に冷や天一神姉妹、宵、そして君。」
「これで断片的ね・・・。」
そりゃあ、気が遠くなる話で。まったく何でこんなややこしいことしちまってるんだよ、学文路。
などといちゃもんつけたところで仕方ない。俺は情報を整理すべく頭をフル回転。
「情報を比較的に理解しているのは学文路の兄の世代って事か。
断片的には学文路の妹の世代。えっと、つまり学文路と天一神姉妹。そして俺ら、か。」
「そんな感じだね・・・。」
「逆に残りの光、夕、冰点、葉月はまったくってことか。」
俺の発言に軽く嫌そうな目で夕が睨む。仕方ねぇーだろ、事実なんだから。
「ん・・・。恵那月 葉は分かってる方だと思うけど・・・おおまかに、そうだね。」
「年齢的には上から順に。」
「20代後半、前半。あと、その、冷たち学生の17歳のと、10代前半らへんかな。ざっくり、だけど。」
年齢順に並べられそうだ。上は故人から下は10代か。なかなかのストライクゾーンだ。
夕は書いていた表に律儀に年齢まで()付けで付け足している。お疲れ様、書記係。

「・・・ふ〜ん。そんでもって、何人がここに居るんだ。もちろん死んでる人は抜いて。」
俺の発言に紙の方を見つめていた夕がプレーリドックみたいに目をあげてきょろきょろした。
樹さんはクイズの司会者の様に焦らすような間を開けた後、小さな桜色の口を開いた。

「・・・全員、だよ。」

今度こそ抑え切れなかった頓狂声をあげた。



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