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  • 2011.04.10 Sunday
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オリジナル小説「からくり人形は星を描く」 47

@doll旅路の館(冷、光、樹、宵)より注意書き

「ちゃお、ちゃお♪光があるほうの光なのら〜♪酸欠っ!」
「ツッコミレベルが高すぎるよ。どっから突っ込めばいいのやら。」
「あっ・・・冷、大丈夫・・・?その、・・・なにか手伝うことあるっ?」
「あら樹ちゃんは宵姉さんを手伝うって言ってなかったっけ?テレパシーで、89%ほどぉ〜。」
「夢と現実の区別ぐらいしてください。それと樹さんの人権を無視した遊びはやめてください。」
「なになに、遊びだと!?おいらも絶賛参加するのら〜。どんとこい!」
「・・・あの、その、光・・・自分で絶賛は、その、違うきゅうっ。」
「樹ちゃん相変わらずで宵姉さんは43%ぐらい安心したわよ。相変わらずのロリ体型ショタ顔!」
「半分もいってないんですね。しかも、先程の発言じゃなくて容姿の問題ですか。」
「養子!?冷、早まるのじゃないのら!確かに、ほにゃららだと難しいけど、でもその年で!??」
「誰との子だよ。何の話だよ!光、落ち着いて。姿形って意味の容姿だからね。」
「ベビー服なら宵姉さんに任せてよぉ。0.5%程の安心安全と99%の趣味趣向でやってやんよ!」
「冷、良かったね。」
「珍しく三点リーダーを使ってないところ悪いですが、どこもよくないです樹さん。どうしてこうなった。」
「冷が再起動腐能になったので、おいらがしめてあげるんのら!携帯から読まないように。」
「ふふ、腐能になってるのは100%宵姉さんの脳内だけどね。」


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47 


時刻は8時、僕と烈火はようやく外に出れた。

ようやく、というのは暁に本日二度目になる長い話につき合わされたからだ。
玄関先で言われた話を要約すると、夜で外が暗くて寒いので風邪を引かないように、何かあったら真っ先に帰ってくること、今回の噂が本当であったら直ちに帰ってくることなど。
個人的には最後の注意が妙に引っ掛かったが、烈火の様子から見ればたいした事じゃなさそうに話を早く切り上げてほしいっといった雰囲気だった。
今回に関しては何かあるのだろうか、しかしあったとしたらなんで僕と烈火に行かせるんだろう。っと頭の中に疑念が浮かんだが、昼間の暁の烈火の家具についてのくだりがあったし、暁の気紛れなのかもしれない。

思考を一時停止して、周りを見渡す。
外は薄暗く僕の右手に握ってある懐中電灯の光が頼りなく光っている。
左手は、というか左腕から手にかけては烈火に束縛、いや、可愛く言えば握られていた。
しかし、言い換えたところで事実は変わらず何度か振り払ってみようかと思ったが手錠をかけられたように微妙にしか動かない。完全にロックされてしまってる。
まぁ、女の子の手を振り解こうなんて考える方が贅沢なのかな。と思う反面、自分の弱いところを認めてしまってるようで軽く自己嫌悪になる。
別に烈火が嫌いと言う事ではないけど、真っ暗な状況を利用してるようだし、なにより流されているような気になるんだよな。
なんというか雰囲気で、という罪悪感。
出会ったころのことを思い出せば大分大人しい方だとは承知してる。
空羽からの頭突きや時雨のドライアイスの後だからかもしれないが、なんだか普通のイベント過ぎて受け入れづらい、みたいな。
どんだけ非日常に慣れてしまったんだ、僕。


隣で僕に寄り添うように歩いてる烈火は寒いのか、いつものニット帽の上に謎のキャラクター耳あてをしていた。マフラーとふわふわのカーディガンを着用しているのに、スカートは極端に短く、足元はブーツ。頼むから踏まないでほしいっと今から祈ってみたりする。

「斗ちゃん、どうしたの−ぉ?夜だから−ぁ / ・・・・・・欲情したのか。」

「違うよ。ズボン履かないのかなって。寒いでしょ?」

烈火は何故か不機嫌そうに頬を膨らませて僕のほうを見上げた。
いや、睨んだのかな、これ。

「ちぇ−ッ。つまんない−ぃ。それともなに?スカート、嫌いなの−ぉ?」

「別にどっちでもないけど。でも、寒いでしょ?」

烈火はぐいぐいとこちらに顔を近づけて、反論をすべく口を開いた。というか、顔がものすごく近い。烈火を突き飛ばして離れようかとも考えたけど、流石にそれは憚れた。
しかし、烈火の空いてる手のほうに持ってるメガフォンが当たって実を言うと痛い。
メガフォンがクッションで出来てればいいのになぁ。

「寒いけど、寒くないのっ!
          烈火ちゃんは斗ちゃんのためにスカートはいてるんだよ!
/・・・分かれ!!」

なんだか理不尽に怒られている気がする。暁といい今日は説教をくらう日なのかなぁ。

「はぁ、悪いけど分かんないよ。烈火が風邪ひいたら、みんな困るだろ?だから、ね。」


烈火は唇をかみ締めて苦い表情になった。
体を最初の位置に戻し、前を向いて歩く。
・・・言いすぎたかな。後悔にすぐに襲われたが、謝罪すべきなのか迷う。
僕の中での正論なのは確かだ、でも気分を害してしまったのなら、謝るべきだろうか。
小さな沈黙が痛いほど心をえぐる。口火をきったのは烈火だった。


「・・・手さ−ぁ・・・つなぐの、その、嫌だったりする?」

今更の質問だった。
烈火の表情は分からないが腕まで絡まれてた左手はいつの間にか解かれていた。


「・・・嫌じゃないよ。」

答えはもうすでに決まっているように、僕は烈火の手をとって歩いた。



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  • 2011.04.10 Sunday
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