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  • 2011.04.10 Sunday
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オリジナル小説「からくり人形は星を描く」 46

@doll悠久の館(葉月、不燃、冰点、レコル)のより注意書き

「くかーっ!しゅきしゅき葉月きゅんのご登場なんだぜ、うぃ!」
「Notトークっしょ。うっさい。」
「葉月も冰点も喧嘩するなら他所でやってね。」
「くかっ!?別に葉月きゅんがぐるぐると喧嘩してるわけじゃないんだぜ!そんなバナナ!」
「バナナはおやつに入りません。そんな馬鹿か!って。・・・ここは保育所か、ジャングルか。」
「Notツッコミっしょ。うっさい。」
「もはや英語じゃねぇーよ。似非外人だよ。喋れないなら諦めろって、痛ッ!蹴るな。痛てぇー。」
「くかっ!葉月きゅんズラズラずたずた暴れるんだぜ!暴れん坊将軍なんだぜ!Let's Party!!」
「著作権ギリギリのねたはやめましょうね、葉月。あと携帯から読まないように。
「くかっ!もうしゃきしゃき締めなのかっ!?てけてけ早いんだぜ!待つんだぜ!」
「Notロングっしょ。たるい、帰る。」
「ちょっと待て、謝ってから戻れ。悪いと思ったら謝れって習っただろう?首ふり人形なんて見てみろ、あいつら誰も居ないのに律儀に謝ってるんだぜ。耳栓すんな。聞かざる状態になるな、冰点!」
「くかっ!ちょっと、ぐるぐる待つんだぜ!葉月きゅんが怖いからって逃げるんじゃないんだぜ!」
「そんな感じで、携帯から読まないように、お願いしますね。」

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46

 

その後の話をすると暁に報告すべく、僕と時雨は部屋を出た。
もちろん、粗方の片付けはしておいた。
刃物を刺しただけあって、床に傷跡が何個が見つかった。
どうするんだろうか。
まるで他人の大切な宝物を壊してしまった気分で僕は時雨を見た。

時雨はそんな僕とは対照的に何食わぬ顔でそこら辺にあった紙を適当に広げて隠した。
他にもドライアイスの溶けた後で木目が変色した箇所があったが気にした様子もなく同じようにする。
まぁ、無事にばれずに済んだかと言うとやっぱり違った。
ちなみにちゃんと時雨と僕は申告したが、やはり暁の説教の嵐は避けられなかった。
大音量でひたすら
2時間近く話し続けた。
人はあんなに話し続けるのかと思えるぐらい、話は永遠に近いぐらい続いた。
学校の先生だってあんな長々と話すことは出来ただろうか、いやできるはずがない。
一・二度脱線して、烈火の家具による出費、空羽の寝場所など僕と時雨に関係のない話にもなった。最後、まとめるように暁はこういった。


「とにかく、なにがあっても絶対に絶対に!ドライアイスは使わないこと!木造なんだから考慮して注意してくれよっ!それに壁にカビが生えたら大変だしね!他にもたくさん迷惑する、それはさっき話したよね?OKかい?理解したかい?承諾する?するよね!もう決定事項だからねっ!決まり!」

僕は首を大きく振って頷く。時雨は何故か嬉しそうに肯定するわけでもなく笑っていた。暁の説教が始まってから、ずっと気になってたのだが、なんで嬉しそうなんだろう。暁と話してるからかな。それとも、マゾとか。う〜ん、後者でないことを願おう。と思うと同時にまったく別の疑問が頭をよぎった。


 

「そういえば、此処にいて平気なのか?暁、仕事は?」

夕方に2時間もマスター不在でいいのだろうか。
もう客が来ないとしても店を閉めるには早すぎるだろう。

「りゃりゃりゃ。それは烈火に頼んでおいたよ。そうは言ってもなかなか大変だったんだよっ!なんでもロココ調の椅子がほしいとかなんとかで。まったく、椅子なんか並べてなにするつもりかい!?お茶会でも開くのかね。困った困った。なんにせよ、今日一日働いてもらう予定だから、はかるんもよろしくネ!」


「よろしくって、店の仕事を、か?」

暁は首を横に振った。
ちなみに時雨は自分がないがしろにされていて、
気に喰わないのかちょっと不機嫌そうだった。
暁はそんな時雨を横目で見、やれやれとわざとらしくジェスチャーをした後、答えた。

「違うよ、違う。不正解だね。噂の方だよ!朝も昼もで悪いね、はかるん。流石にずっと烈火に店を任せたらマスターの俺様暁様の品格が問われてしまうからね。りゃはは、そんな訳でよろしくサンキュー。」


朝の段階で烈火と仕事かと思ってた予想は今になってようやく当たった。
なんだか、山を登りきったと思ったらまだ頂上じゃなかったような気分だ。
う〜ん、頑張ろう。と独りでに気合を入れる。
隣にいる時雨は飽き始めたらしく飲み終わった湯飲みをくるくると回していた。
小学生がやるような行為だった。


「“亡霊の声を道標に子供が消えゆく。”場所と時刻は烈火に伝えておくから、聞いといてくれよぉ!」

そう言って足早に部屋を出て行った。
時雨は名残惜しそうに暁の背中を見た。
近頃この人のキャラがよく分からないでいる。
あれ?時雨ってクールなのかな、湯飲みをくるくる回しててもクールなのかな。などと、どうでもいいことを考えていた。
時雨は遊んでた湯飲みを片手に持って席を立った。


「今回は迷惑かけたな。それでは失礼する。」

そう言ってさっぱりな笑みを浮かべた。
最後にしゃららんと、あの安全ピンの音を響かせて、時雨は部屋をでた。


僕はぼんやりとそれを見送った後、何をするでもなく椅子によりいっそう寄りかかった。


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  • 2011.04.10 Sunday
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