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  • 2011.04.10 Sunday
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オリジナル小説『からくり人形は星を描く』 42

懐かしの樹さんと斗の注書きコーナー

「・・・・あの、その・・・えっと、これは・・・。」
「(女の子だよね、小さいな。いくつぐらいだろう。取りあえず挨拶するべきだよな)こんにちは」
「・・・はっはい、こんにちは。・・・あの、冷、の・・・宵の、それで・・・その・・・」
「(兎だ!兎耳だ。ってか、どっちだろう。)レイって、伊予本のこと?」
「・・・あっ、たぶん。・・・その、確信はない、けどそうだと思い・・・マス。」
「(レマみたいな話し方だ。というか警戒されてるのかな。う〜ん、どうしよう)・・・・・。」
「・・・・あっ、その・・・ぉ(無言にさせちゃった。どうしよう!なんか、あぁもうどうしよう!)。」
「(取りあえずなんか話した方がいいよな。ってか誰か助っ人!)・・・・・。」
「・・・・・・・。(怒ってるのかな。怒らしちゃったのかな?どうしよう・・・。冷来てくれないかなっ!!)」
「だぁぁ!見てられないわね。今のは87パーセント傍観者で居られなくなる状況よ。男同士で何見詰め合ってるの。宵姉さんだって前回出たばっかりで忙しいの98パーセント、分かるでしょう!?」
「ひゃぁぁぁ、宵・・・・っ!(良かった、良かったぁ!!)」
「男・・・なんですか!?(・・・助かった)」
「おう。もうその辺掘り下げと当初の予定から10パーセントほどはみ出すから、カットね。異論はないでしょ!さ、携帯から読むな。以上。さて、宵姉さんに迷惑かけたんだから分かってるでしょうね?」
「ひゃあぁぁ!嫌・・・・だ・・・です。」
「(嫌の予感しかしない、でも助かったのは確かだし。)・・・はい。」

(以下、ご想像におまかせします。)



-------------------------------------------------------------------------------

42
 

僕は頭を抱えながら空羽の方を見た。なんというか、あきれてものも言えない。
確かに眠りたい時に眠れないのは憂鬱だろうけど、それだけ寝ていれば十分だろう。
深刻な不眠症と言うわけではなさそうだし。


「空羽、泣くなよ。そして、そんなことで迷惑かけるなよ。」

などと年下(の僕)に説教をされるのは恐らくあまりいい気はしないだろう。
だけど、そんな相手の顔色ばかり気にしていては話が前に進まない。
なので僕は先程より強くしかりつけようと思ったが、その必要はなくなった。

何故なら、乱暴にドアが開いたからだ。
もちろん、ドアが独りでに勝手に開いたわけではない。
というか、そんなシーンがあるなら僕もこの目で拝みたい。
そんなのんきな事を考える僕と対照的に空羽は目を見開いて、倒れた。
背中の支えが完全になくなった上に乱暴にかつ力強く開けられたのだ。
そりゃあ大きな音をたてて倒れるものだ。
さながらバナナの皮を踏んだ人のような感じで全身を強打している。
双子はさきほど戻ると言った。
いや、性格には火影が言ったのだが火影の行動に陰火がついていかないはずがない。

可能性としては低いが双子ともが残っていた、もしくは第三者の乱入だろう。
後者だとしたら烈火か時雨、最悪暁か。・・・暁じゃない事を心から願いたい。
でも、あの性格だと「りゃっほい!」とか妙な掛け声をしながら喧嘩をふっかけてきそうだ。
烈火も平和主義とはかけ離れてるので、面白そうな事が起きてたから、とかなんとか言ってやりかねない。
僕はハラハラしながらドアの向こうの人物に目を向けた。

・・・どうやら、残った一人だった。
倒れた空羽を強引に、ほぼ片手だけで引き起こし言い放った。


「あぁ、もう何をしてるんだ。よろしくないぞ、これは実によろしくない。」

「にゃん!よろしくないじゃにゃいよ!
                            馬鹿力すぎ!痛い!我輩の骨が折れたらどうすんの!」

「そのような軟弱者だったのか。
                      人様に迷惑かけてる上にそのようなことでは、よろしくないぞ。」

「にゃあ!そのような暴力者もよろしくにゃいよ!
                                         マジで痛いよぉ〜!ジンジンするにゃん〜。」


珍しく空羽がツッコミになってる、恐るべし時雨。
ちなみに双子も残っていたらしく、狭い廊下に
4人もならぶという部屋にいる僕から見れば窮屈そうな風景だ。
たまさか双子と目が合った。火影はいたずらっぽく舌を出し、陰火は困ったように首をすくめてクスクスと笑っていた。なんだか、この光景を見るのも久々なような気がする。
その後、双子は飽きたように廊下を抜けて自室に帰った。
ちなみに空羽と時雨の会話は暁とは違う意味で討論となっていた。
別に喧嘩しているわけではないと思う。
二人とも程ほどにやってる、はずなのだ。ハズなのだが討論は止みそうにない。
仕舞いには僕の頭突きの仕返しを時雨がすると言い始めた。
お前も大人げねぇよっと内心思いながら僕は話に入るタイミングを完全に見失った。
ここで黙って空羽が説教されている姿をみてもよいのだが、正直そろそろ寝たい。
僕は話に割り込んだ。


「そろそろ寝たいんだけどいいかな。
                         騒げば騒ぐほど目が冴えちゃうから二人ともやめにしたら?」


正直二人とも背が高いので見下ろされる形で僕を困惑の目で見られた。
時雨はやがてさっぱりと笑った。

「あぁ、そうだな。あんまり騒ぐと暁に悪いしな。それでは失礼する。」

「にゃらら〜ん・・・。ん〜、分かったにゃ。」


あっさりと別れた時雨とは違い、なんとなく足が進まないと言った状態の空羽。
まぁ戻ったからと言って寝られるわけではないだろうし。
でも目を瞑ってるだけでもいいと思うんだけどな。
空羽は僕の頭をさするように撫でた。
おそらく頭突きのことを気にしているのだろう。と勝手に解釈した。


「おやすみ。」

それは僕の声か空羽の声が分からないが騒がしい夜はひとまず幕を閉じた。


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  • 2011.04.10 Sunday
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